広栄コラム
福島市の耳取川 守り神の民話創作で絵本に
住民有志による「ひげの王さま」治水伝承
福島市の鎌田と矢野目地区の住民有志により治水の大切さを伝える民話を創作し、絵本にして地域の小学生に配布されました。地区を流れる耳取川の守り神として親水公園に設置されている銅像「ひげの王さま」をモチーフに、川を鎮める王の民話をつくり子どもたちの防災教育に役立て郷土愛を育めるようにと願いが込められています。また、地域を守り続けている銅像に感謝の気持ちを込め、隣に対となる王妃の銅像が設置されました。
【絵本表紙】
【ひげの王さまと王妃像】
耳取川の歴史
信夫山の北部に矢野目と鎌田地区を流れる耳取川は、蛇行しているため大雨が降ると洪水を繰り返し、昭和61年の台風では約2,500棟の住宅が浸水する大きな水害が発生したため大規模な治水工事が行われました。その工事の完成を記念して整備された南矢野目の親水公園に、彫塑家故白澤菊夫氏が制作した「ひげの王さま」のブロンズ 像が川を見守るようにポツリと立っていました。この像は「ひげの王さまと王妃」という王さまと王妃さまが並んで一つの作品でしたので、奥様の白澤和子さんは白澤菊夫さんが亡くなられてから24年間その完成を願い続けておりました。そして令和4年10月、多くの方々の協力で王妃像を迎えることができました。これらのことから、何かおもしろい話ができるのではないかと、絵本づくりのボランティアの皆さんと地元の住民が一緒になってストーリーをつくり「耳取川のひげの王さまと龍」というが絵本が誕生しました。ぜひ、多くの子どもたちに読んでいただき、この絵本を語り伝えていただければ幸いです。これから永きにわたり耳取川の安全と地域住民の幸福が続くことを願っております。
私のひとこと
広栄ツーリングクラブ
2023.6.19 宮城県 ゆりあげ港朝市に行ってきました！
天候にも恵まれ最高のツーリング日和となりました‼
